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高柳 敏幸; 和田 晃
Chemical Physics Letters, 348(1-2), p.514 - 520, 2001/11
被引用回数:14 パーセンタイル:41.27(Chemistry, Physical)時間に依存しない量子反応性散乱理論を用いてF(HD)アニオンの光電子脱離スペクトルの計算を行った。StarkとWernerの作製した高精度のポテンシャル面を使った。計算したFHD及びFDH両アニオンのスペクトルには、束縛回転に相当するブロードなピークがいくつか見られた。これは、以前研究されたFHのスペクトルで見られたものと本質的に同じである。さらに、FHDアニオンでは、遷移状態共鳴に相当するピークが見られた。これは、最近、詳細な反応断面積の測定によって実験的に見出されているものである。本理論計算結果は光電子脱離スペクトル実験によって、遷移状態共鳴が見出される可能性があることを強く示唆するものである。
杉浦 俊男*
JAERI-M 82-116, 63 Pages, 1982/09
この総論は1982年1月の報告(JAERI-M・9902)の第2報である。この報告はH及びDイオンの生成とその中性化断面積のデータのサーベイである。ここではChenらが報告している6弗化硫黄の解離共鳴電子捕獲におけるレーザー光照射による光増感の新しい知見にもとずき、放電中のDイオン増加方法への適用につき概説した。中性化については、相互中性化と光電子脱離についてまとめた。
杉浦 俊男
応用物理, 49(1), p.52 - 60, 1980/00
気相における自由負イオンの生成と、それに関連した性質についての解説を行った。負イオンの重要な性質としての電子親和力につき説明し、その決定方法のうち、特に最近開発された方法であるレーザーによる光電子脱離法及びセシウム原子による電荷交換法につきやや詳細に説明した。負イオン生成過程は三つの主な過程、即ち電子捕獲,イオン対生成,電荷交換に分類し、その各々につき概説した。さらに解離共鳴電子捕獲過程で生成する負イオンの生成断面積の温度依存性につき説明した。最後に、負イオンに関連して近い将来要求されると思われる問題として、磁場閉じ込め形核融合装置における、負イオンを基礎とした中性粒子入射過熱につき、電流密度の高い重水素負イオンの生成手段についての説明にも触れた。